四十の手習い 永田氏の 教習所日記

家庭の事情で、急遽、「夏休みの前後を利用して」自動車免許を取ることになった私の、教習所入所から免許取得までの記録です。
この記録は、教習所に入所した2006年7月5日から、最後に教習所へ行った8月30日まで「社長短信BLOG版」に毎回綴られた日記です。
はじめは何の気なしに書いていた日記でしたが、「四十歳を前にして、短期間で免許を取る」という、一種無謀なプロジェクトが一部の反響を呼び、それなりの人気コンテンツとなったので、ここにまとめサイトを作ることにしました。
よろしければ、どうぞごゆっくりご覧ください。
(各記事に寄せられたコメントも、可能な限り掲載してあります)

目 次入所~第一段階修了(仮免検定)第二段階~卒業

教習所日記:1日目

実は、この夏のうちに「自動車免許を取る」という必要性が出てきた。
いや、「出てきた」といっても、計画自体は去年の秋ごろからしていた。
実際には「夏休みを多めに取り、平日の昼間に教習所に通う」ということができないと実現は難しいのだが、それがなんとかできそうなことがわかり、ここに来て現実味が増してきた、ということだ。

なんといっても、ここまでの人生、全く「免許を取る」なんて考えていなかったので何をすれば免許が取れるのかさえもよく知らない。
ただ、とりあえず「教習所へ行かなくてはいけない」ことくらいは知っていたので、ここ何日か、電車の広告などをよく見ておくようにしていた。
その結果、自宅からも会社からも便がよく、また「地元圏」ということで親しみもある東急自動車学校へ通うことにした。
まずは「プラン通り免許が取れるのか」を聞きに行くだけでも、ということで7月5日に休みを取り、現地へ行ってみることにした。
ホームページを見ると、入学手続きとしては住民票を持っていけばとりあえずそれでよさそうなので、とりあえず朝、子供を学校へ送りつつ大田区役所の出張所へ行き、住民票の交付を受けた(作っておいた住基カードが役にたった)。
出張所の近くの駅から送迎バスが出ていることがわかったので、そこへ行き、やってきた送迎バスに乗り込んだ。
そしていよいよ、午前9時半。生まれて初めて「自動車学校」へ足を踏み入れた。

まずは「入校案内」の窓口を探し、中にいたお姉さんを捕まえて自分のプランを話した。
というか、自分で話してて気がついたんだけど、自分のプランはそんなに突飛なものではなく、よくあるケースだと思う。と、いうことはそれ相応の「料金プラン」も用意されているだろうと考え、単刀直入にそのあたりを聞いてみた。
すると
・一般的なプラン(25万円程度)(=学生向き)
・実車の予約が他人より優先されるプラン(30万円程度)(=主婦向き)
VIPプラン(40万円程度)(=ブルジョア向き(笑))
の3つがあることがわかった。
まぁ、ホテルの部屋とか、列車の座席とか、どんな物にせよ、最高級プラン、というのはいつも「自分には不釣合い」と考えて敬遠しているのだが、今回に限っては「VIPプラン」というのがかなり気になった。
まず、
・自分に代わって係りの人が予約などをしてくれること
それから
・実技の予約が「100%取れる」こと
という特典が、時間の制約の多い「社会人」に向いていると思った。
また、教習所なんて人生に一度しか通わないので、「どうせなら」という気持ちも働き、我が家の財務大臣(笑)に伺いを立てた後、カード払いでそのプランで入校手続きを済ませてしまった。 昨日の時点では、まさか今日「学生」になるとは思っていなかったが、いままさに、自分は「学生」の身分になった。

ワクワクする気持ちが高まる中、係りの女性が目の前に現れた。
聞くと、「VIPコース担当」の方で、これからさまざまな案内や世話をしてくれるそうだ。
まず「VIPルーム」なる場所へ通された。一般の「学生」とは隔離された豪華な応接間で、VIPコースの学生だけが使える部屋なのだそうだ。
ジュースやコーヒーなどが飲み放題。おやつもおいてあり、学科の模擬試験ができるパソコンもある。すごい待遇だ。こんなのハジメテ (#^^)
しかも、一般の人は「集合教育」で一時間ほど講習を受ける「入学ガイダンス」も、この係りの女性がすべてその場で済ませてくれた。

と、いうわけでそのあとは午後3時から「適性検査」、そして「学科1」をうければよいことになり、4時間ほど空くのでいったん家へ帰り、昼を済ませ、行きたかった散髪も済ませた。そして再び教習所に戻り、VIPルーム経由で教室へ入った。

--- さぁ、いよいよここからが教習の始まりだ! ---

いつも教壇に立つ身としては、受講者側に座るのは不思議な気持ちだ。
高校や大学で初めて授業を受けたときのワクワク感がよみがえる。

まずは適性検査。「これが世に名高いロールシャッハテストか!」とか考えつつ、インストラクタの小気味よいテンポにのせてあっという間に1時間が過ぎた。
続けて「学科1」。こいつはいかにも「授業!」という感じだ。インストラクタの男性の、受講者に対する「興味の引かせ方」が大変すばらしい。(と、インストラクタの評価ばかりしてしまうところがなんとも職業病というか…)

時間はすでに5時になっていた。さすがに、今日は疲れた。
さて、実技はいつ、受けようかな。

Commented by denjiroo at 2006-07-06 17:09
夏の高原へのドライブに連れて行ってくれる日を楽しみにしてます。

Commented by ansoft at 2006-07-06 22:23
ナツのタカハラ…。汗臭そう。
いや、バカなボケはやめておきましょう。夏ね。ということは来年の夏ね。 新幹線でどこかに行って、その先がレンタカーとかもいいやな。

Commented by denjiroo at 2006-07-07 10:30
美ヶ原高原美術館につれてってー。


2006-07-05[18:34:30]

教習所日記:2日目

今日は、「会社の仕事が終わって、ちょっと経ってから教習所に行ったらどんなもんだろう」という実験(笑)をしてみた。
いや、なんてことはない、7時5分の学科に余裕で間に合った。
今日は「学科2」。テーマは「信号を守ること」。
いや。一見つまらなそうなテーマではあるが、赤、青、黄の3色の世界が、意外と奥深いことに気づかされましたYO。

それから、教習が始まって30分くらいで、ニコニコしながら授業を聞いている自分に気がついた。なんというか、「学ぶこと」が潜在的に好きなんだな。俺。

2006-07-06[22:28:29]

教習所日記:3日目

今日の学科は「走ってよいところといけないところ」。
左側を走りなさい、とか、安全地帯には絶対入っちゃダメ、とか、改めて教わると「やっちゃいけないこと」「やらなきゃいけないこと」が意外に多いことに気がつく。
ところで、車の勉強をしていると、同じ道路を走る「路面電車」関連の話もよく出てくる。「鉄様」としては、その話題が出てくるとワクワクしちゃうのは、いたし方が無いところ(笑)
「黄色の矢印信号」で発進しちゃわないように、気をつけねば(笑)

2006-07-10[22:42:47]

教習所日記:4日目

今日は会社を休ませてもらい、午前中に学科を2時間勉強した。一つは「追い越し」、もう一つは「標識」だった。
標識は全部覚えなければならない。しかし、ここはIT技術者の強み。昔から「○○の記号は□□を意味します」というような類のマニュアルを読みなれているため、すんなり覚えられそうだ。
昼は教習所内にある自動販売機(AM/PM直営(さすが東急))でサンドイッチなどを買い、VIPルームでモシャモシャ喰ふ。((C)古川ロッパ)

さて。昼飯も食い終わっていよいよ午後。今日は初めての「運転教習」だ!!
まず、最初にシミュレータを用いた学習だというので、教官に連れられてシミュレータ室へ。そこにはたくさんの「OUTRUN筐体」(断じて違う)が並んでいて、圧巻だったが、この時間教習を受けるのは自分ひとりだったので閑散としていた。
しかも、シミュレータと言っても実際には「E-Learning」の形で、ビデオを見てちょっとペダルを踏んでみる(ビデオと連動しているわけではない)、ということの繰り返しだったので、あまり「車に乗った」という実感はわかなかった。
しかしそれもその1時間だけ。
次の1時間はイヨイヨ外へ出て、初めて「本物の車」に乗る番が回ってきた。
この教習所では、数十名の教官の中から好きな教官を指名できる。が、どの人がどんな教官か、なんてわかるわけがないので、とりあえず「並んでいる写真の左上から順番に」指名してみることにした。
その結果、今日の先生は見るからに温厚そうなO教官。実際、話をしてみるとメチャクチャ温厚な方だった。
まず助手席に乗り、O教官の説明を10分ほど聞き、練習コースを下見した後、いよいよ自分でハンドルを握る時がやってきた。まずは小さな練習コースを周回。
今日はオートマ車なので、知る人ぞ知る「クリープ現象」で静かに発進。はじめはハンドルの回し具合の感じがつかめなかったが、3分ほどで「非常によい」と言われるまでに上達。
いよいよ教習所内を大きく回ることになった。
生まれてはじめて踏み込む「アクセル」。生まれてはじめて体験する「時速45km/h」の運転。
始めはブレーキの危機がどんなものかがわからず、隣の教官がつんのめってしまうようなことが結構あったが、3周もするうちに「電車でGO!のGREAT!評価並」な発進、停車ができるようになった。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。ハンコが押され、今日の分の練習は終わった。

いよいよ来週はマニュアル車だ。オートマより複雑なことは自明なので、まじめに予習とか、しちゃおうかな。

Commented by suzume-ya3 at 2006-07-12 20:29
車はオートマよりマニュアル車のほうが絶対楽しいですっ! とかいってる私は10数年前から完全なペーパードライバーだったりしますが。 一度誕生日を忘れて失効させてしまい、ゴールドではないというお間抜けぶり。ウン、運転はしないほうが世の為人の為なのです(笑)

Commented by ansoft at 2006-07-12 21:37
ほう! っていうか、10数年前からって…。逆に、ペーパードライバーじゃなかった時期のほうが短いってこと?

Commented by suzume-ya3 at 2006-07-14 21:50
そうですねー。免許とって通勤に使ってたのが4年くらいで、その後ペーパードライバーに転落です。ずーっと都会暮らしだから車が無いことに不便を感じることが滅多に無いので、それっきりになっちゃいました。

Commented by ansoft at 2006-07-14 22:16
やっぱり。 自称都会生まれ、都会育ち、都会暮らしの私は「今でも」免許は必要ない、と思ってますし…。


2006-07-12[18:37:27]

教習所日記:5日目

今日は昼前後に3時間、学科を受けた。一日3時間の学科は初体験だ。
まぁ、企業内研修と違い、50分きっかりで1時限が終わるから、楽といえば楽。
だけど、椅子が硬いので腰には地獄。
と、まぁそれはいいとして。
実は、今日はその後、さらに2時間実技研修を受けたのだ。

今日ははじめてのマニュアル車の運転。
楽しみな反面、不安がいっぱいだった。
実は、机上での勉強でどうしてもわからないことが残っていたのだ。
それは「クラッチ」。その「存在意義」が、どうしても理解できなかったのだ。
加速のためのアクセル、原則のためのブレーキ。
電車ならそれだけで十分だ。
というか、先日運転したオートマ車もそれで動いた。
だけど、何だ?クラッチって。
いつ踏む?どういう場合に踏む?どれくらいの強さで踏む?一緒にやってイイことと、いけないことは?
まぁ、どれも教本には「そこそこ」書いてあるんだけど、やっぱりピンとこない。

そんな不安の中、今日はK教官(女性)のもと、指導を受けることになった。
「はい、ではまず、クラッチを思いっきり踏み込みます」。
イキナリかよ!
アクセルも、微妙な踏み加減が必要っぽい。ちょっと手加減してやら無いと、「ブヲーヲヲヲン!」と、ふるすろっとる。(何)
あと参ったのが「半クラッチ」。両足の踏み加減が微妙~~。足、釣るって!

と、なんだかんだで2時間が過ぎ、見事、「もう一時間、やりましょうね!」とのお墨付き!!
(お墨付きじゃネェ、落第だ。)

よっしゃ!「OUTRUN」のマニュアルモードで復習して、明日再チャレンジだ!(それでいいのか)

Commented by blab at 2006-07-15 23:11
えぇぇぇぇぇぇぇいきなり落第かよぅぅぅPlayStation2のグランツーリスモで練習だ!!!

Commented by ansoft at 2006-07-16 07:39
と、いうことは私のOUTRUNで練習説(説?)もまんざら捨てたものではないということですね (^^ゞ


2006-07-15[19:42:13]

教習所日記:6日目

今日はリベンジ。
昨日受けた「技能実習」3、4時間目「マニュアル車の運転」が見事、落第だったので改めて受講。
やっぱり、昨日書いたとおり「クラッチ」がクセモノだ(何せ夢にまで出た)。
ただ、今日は教官として、初日と同じO教官を指名してあった(多少気心が伝わっている)ので、正直に「クラッチが苦手」ということと「コンピュータ屋なので機械の仕組みがわからず動かすのは気持ち悪い」ことを伝えたところ、始めの一時間を使ってじっくりと、「メカニカル」なところを丁寧に教えてくれた。
おかげでメキメキ上達。たまにエンストしたり、ガタガタ言っちゃうけど見事、昨日落第した部分はクリアできた。
ようやく、明日次のところに進める。O教官、本当にありがとう。

2006-07-16[21:03:22]

教習所日記:7日目

今日は「断続クラッチ」と「坂道発進」。
ただでさえやっかいな「半クラッチ」を断続ですと!?
だいたい、半クラッチと惰性走行を繰り返すって、どういう状態よ!?
なんてことを悩んでいると、また落第をくらいそうだったのだが、お馴染みO教官が丁寧に「お手本」してくれたうえ、アホな質疑応答にも呆れることなく答えてくれたので一気に楽な気持ちに。
で、実際やってみたら、何度かエンストしたものの、「おー、パーフェクトじゃないですか!」とお褒めを頂戴するまでに至った。
あと、坂道発進。
両手、両足使って、半クラッチで走りながらハンドブレーキを戻す!!なんじゃそりゃ、アクション映画!?
…と、これも構えて臨んだ割にはなんとかクリア。
一回クラッチ板をこすりすぎて、車内に「見えない煙」を充満させちゃったけど。

というわけで、これまでとは打って変わってすんなり進行。今日の部分は一発クリアで次回は「バック走行」。うほ。なんだか面白そう。

Commented by denjiroo at 2006-07-20 12:20
お疲れさまです。 車の操作ってかなりアナログですね。女心と一緒ですよ。

Commented by blab at 2006-07-22 08:24
もう坂道発進? 免許をもらって、坂道発進を実際にやったときは怖かったなぁ 後ろの車がぴったりくっついているのがミラーに見えるんだよ。 つま先でブレーキ、かかとでアクセルのヒール&トーに挑戦してください。 そして教習所でヒール&トーをやった男として伝説を作ってください。

Commented by ansoft at 2006-07-22 08:46
>ヒール&トー
なんか、それ聞いたことがある!F-1ぢゃなかったでしたっけ (^^ゞ


2006-07-17[13:10:24]

教習所日記:8日目

今週は平日に行くことができなかったので、久々の教習。
今日の技能教習、テーマは「バックでお願いします」。

下がりましたよ。小一時間。
振り向きまくりましたよ。小一時間。

「ちょっと曲げる→ちょっと進む→曲がりながら下がる→大きく曲がって前進する」
という、いわゆる「方向転換」も6回ほどやりました。
難しそうに見えた車庫いれも、結構スイスイできました。
(ちなみに今日の教官は、五明楼玉の輔をさらにさっぱりした感じのS教官)

というわけで、今日は一発クリア。明日は「S字カーブ」に挑戦!

Commented by suzume-ya3 at 2006-07-25 21:51
坂道発信は得意でした。でも車庫入れは難しかった。 チビだから・・・。エクソシストかって勢いで振り向いても、見えないものは見えないっ。

Commented by ansoft at 2006-07-26 05:43
いやいや、一つだけ言えることがあります。 「ノッポでも見えない!!」


2006-07-22[17:26:38]

教習所日記:9日目

今日は技能研修を2時間。指導はおなじみO教官。
まずはS字クランク。ぐにゃぐにゃ道。
縁石にタイヤが乗りあげちゃったときの処理方法を学んだが、実際には何度通ってもタイヤが乗っかっちゃうことなく通過できたため、最後に「わざと乗り上げて」体制を整える演習。
なるほど、なるほど。バックする方向が決め手なのネ。
その次の時間はオートマ車を使って
・急発進しちゃったときの処理
・キックダウン
・法規走行(ウィンカーをちゃんと出しましょう、とか)
の練習。どれもすんなり通過。
…というか、久々(10時間ぶり)のオートマ車の運転に感動。クラッチが無いだけで、なんて楽なの!!

さて。次回はマニュアル車に戻って再び法規走行の練習だ。
車線変更の呪文「ルームミラー、ウィンカー、バックミラー、目視」を念じて復習しとこう。

2006-07-23[19:52:24]

教習所日記:10日目

今日で、教習所に通い始めて10回目の通学(?)になる。
10回目だから、というわけではないのだけれど、10教程ある「教科カリキュラム」が今日ですべて終わった。これで後日「仮免前効果測定」なるものが受けられる。

さて、今日の技能実習は、先日オートマでやったことをマニュアルでやりなおす、というものだった。教官は2度目のS教官。
先日のオートマに比べてはるかに「やること」が多く、実際にやってみると案の定、クラッチ関連で頭が混乱する。
エンストこそしなかったものの、クラッチに気をとられて左右確認がおろそかになったり、スピードを出しすぎたり、とても合格点な出来では無かった。
また次回、やりなおし。
…と、思ってたけど意外や意外。ハンコが押され、次の教程に進めることになった。

贅沢なようだけど、自分で納得できない出来であったのにハンコがもらえたことに、不満が残る。
あと何時間か進むと「復習」の時間があるので、みっちり、もう特訓しよう。

2006-07-26[20:16:57]

教習所日記:11日目

今日はまず、初めの時間にS教官による「踏切通過講座」(そんな名前ではないが)を一通り終えた後、今日の(自分的には)メインイベント、「無線教習」に臨んだ。
無線教習とは、所内の無線タワーからのトランシーバーによる指示を聞き、自分ひとりで車を運転する教習だ。
初めにE教官から一通り説明を聞き、車に乗り込んだ。
助手席に誰もいない車。すべての判断と操作、確認を自分ひとりで行わなければいけない。
ぐるぐると所内の周回コースを回った後、いよいよ指定された曲がり角を曲がったり、信号待ちをしたり、課題に臨んでいった。

そして大きなトラブルも無くあっという間に1時間が過ぎていった。
(小さなトラブル…ニュートラルで発進しようとした)

「無線教習…同乗教習によって習得した項目を単独運転によってさらに自信をつけるために行うものであり、以後の教習等に極めて効果的です。」(教本より)

ええ、メチャクチャ自信ついたよママン!!

いよいよ、明日からは仮免前、仕上げの練習だ。その後受ける「仮免前効果測定」の勉強もしなくっちゃ!!

2006-07-30[20:01:55]

教習所日記:12日目

今日は2時間、おなじみO教官のもと、「仮免試験」に向けた練習に入った。
今まで習ったことを全部自分の判断でやらなきゃいけない。
が、半クラッチが怖くなくなっただけ、いろいろと心に余裕が出る。今日ミスったのは「進路変更後のウィンカの戻し忘れ」と、「左折時の巻き込み確認忘れ」が大きなところ。それ以外はおおむねうまくいった。
O教官に言わせると細かい不注意は多かったようだが、注意していれば直せる範囲だ。

2時間、気を張って運転して疲れたが、今日はもう一個、やることがある。「仮免前効果測定試験」なるものだ。
試験場に入るとずらっと女子大生がパソコンが並んでいる。まるでMCPなどのIT試験の会場みたいだが、左右の仕切りが無いので開放感がある。
昨日、インターネット上の「模試システム」をたくさんやっておいたので、そこそこの自信で挑んだ。試験は50問。45問以上正解で合格だ。
20分後。試験官から「合格」の通知を受け取った。ヤッタネ!
3問間違えたが、ボンミスだった。本番では気をつけよう!!

Commented by suzume-ya3 at 2006-08-01 00:53
わーすごい。自動車教習も進んでるンですねえ。 私は↓の無線講習なんてなかったです。ましてや女子大生がいっぱいのテストなんてなかったなあ(ちがうやろ/笑)

Commented by ansoft at 2006-08-01 07:00
なんか、先週当たりから学生がドッ!と増えたんですよ。夏休みに入ったんですね。しかも、周りには女子大(もしくは短大)が多いので、ホントに所内、送迎バスともに女子大生だらけです。 コース内もウジャウジャ車がいて、スピードを出すところで徐行しないといけない状況。しかもオートマ車ばかり。 徐行中、O教官は「マニュアルのがおもしろいのに、ねぇ?」と同意を求めてきました(笑)


2006-07-31[18:58:19]

教習所日記:13日目

今日は、いよいよ実技研修第一段階最後となる予定の2時間。
「となる予定」と書いたのは、「14時間目」が練習、「15時間目」は「みきわめ」にあたっているから。
「みきわめ」とは、免許を取った人なら誰でも知ってると思うけど「検定を受けてもいい力が付いたかどうか、教官がお墨付きを出す」という一種の「儀式」。
つまり逆に言えば「お墨付きを出せなければ 不合格」(再受講)になることも十分考えられるわけだ。
しかも実は、今日はいつものおなじみO教官ではなく「
実技2日目で落第点をくれた」女史、K教官が担当。もうそれだけでドキドキものだ。
初めの1時間は案の定、やんわりと怒られまくり。
そして休憩後の2時間目。
「じゃぁ、みきわめますから、指示するコースを運転してみてください。」とのこと。
もうね、これまでの指導が走馬灯のように頭を駆け巡りますヨ。
加速ギアチェンジ、進路変更、踏切通過、坂道発進、魔のクランク、S字カーブ、巻き込み確認…
なんとか一つ一つこなして行ったが最後にやっちゃった「停止位置へ寄り過ぎて縁石乗り上げ」。
トホホ、と思ってたらK教官、
「最初に見たときよりすごく運転が上手になってるじゃないですか!見極め合格です。仮免試験、がんばってくださいね!」

をを!? 一発ハンコっすよ!?

K教官に深々と頭を下げ、早速仮免試験の申し込みに向かった。
試験日は8月5日。出張翌日なのでちょっとキツいけど、当初の目標「1ヶ月で仮免」を達成するには何とかがんばらねばならない(5日は入所して丁度1ヶ月目!)。

少なくとも学科で落ちないようにしなければならないので、午後、高校受験のときですら買わなかった「問題集」を買いに本屋へ行った。出張途中の新幹線で解くぞー!!

2006-08-02[17:50:26]

教習所日記:14日目

今日は、普段出勤するときよりも早く起き、体調を整えた上で「いつもより1時間早い送迎バスで」学校へ向かった。
なぜなら、今日は修了検定(仮免検定)の日だから。

みきわめに受かり、検定を受けることが決まった水曜日から今日まで、3日間「緊張」が体の中を支配していた気がする。何をするにも検定のことが頭をよぎり、そのたび冷たい汗のようなものが背筋をこわばらせる。
「そんなに緊張しなくても」と思うかもしれないが、自分にとっては結構、「背水の陣」だったのだ。今回の試験が受からないと、再試験に日程を取られ、今後のプランが台無しになってしまう。折角取れた夏休み(と言っても、教習所へ通うための休みなので「休暇」ではない)が無駄になってしまうのだ。

教習所に着き、検定までの1時間はイメージトレーニングのようなことをしていた。車に乗る。シートベルトを締め、クラッチとブレーキを踏み、ギアをニュートラルにいれ、鍵を回し…
検定30分前、自分が走るコースが発表された。「第1コース」。これは比較的楽なコースだ。ラッキー!
そしていよいよ10時。検定の時間がやってきた。待合室に行くと、オートマ、牽引、大型など、自分が受けるマニュアル車以外の受験生も集まっていた。
マニュアルは今回、私ともう一人、「耳ピアスのモヒカン青年」の2人だけのようだ。
その2人で指定された車に乗り込む。そして順番に一人ずつ、交代で検定に挑む。つまり、検定を受ける人と、もう一人の受験者が同乗するわけだ。
自分は2番目に運転することになった。初めはピアス青年が運転する。後ろの席から見ていると、相当緊張しているように見える。シートベルトをし忘れて発進しようとして、試験官にいきなり注意されていた。しかしその後の運転は至って慎重。見ていて、不思議とこっちまで安心してきた。
そしていよいよ自分の順番が回ってきた。
イメージトレーニングをした通り、一つ一つ順番にこなしていった。
クランクは、縁石に乗り上げたら一発不合格。「ままよ!」と一気に通過したが、幸いスムースに超えることができた。
終盤、S字クランクのところでアクシデントが発生した。緊張のあまり、左足がガタガタ震えだしたのだ。しかし、面白いことにこれが幸いし、結果としていわゆる「断続クラッチ」が自然とでき(断続クラッチは、クラッチペダルを踏んだり離したり、足を微妙に上下させる)、スムースにカーブを通過することができた。

そして残り300メートル。

何年前だったか、まだ西武の選手だった清原が、巨人との優勝決定戦、最終回の守備の最中、泣き出してしまったシーンは有名だ。目前に迫った優勝に感極まって涙が出たのだろう。

その気持ちが痛いようにわかる300メートルだった。
自己採点では、ここまで大きなミスはしていない。あと少し。目の前に見える終着目標地点にぴったり車を止めれば、この何日間かの緊張と不安から解放される。

長い、長い300メートル、そして…ゴール。

車を降り、待ち合い所で30分待機。
試験官がやってきて、耳ピアス青年とともに呼び出しを受けた。

「二人とも…合格です。おめでとう」

…!!!

聞くと、二人ともキープレフトに多少甘いところがあったり、乗り降り時にちょっとした不注意(耳ピアス君はシートベルト忘れ、私はバックミラー確認忘れ)があったが、大きなミスは無かったとのこと。嬉しい。一発合格だ。

いち早く、お世話になった教官にお礼を言いたいところだが、まだ学科試験が残っている。
続く学科試験は、30分勝負。50問中45問正解で合格=晴れて仮免取得となる。

ここ最近の「教習所日記」を見てもらえばわかると思うが、仮免前効果測定が47点。決してよい出来とはいえないので、問題集を買っておいた。
その問題集と、入学時に教習所からプレゼントされた問題集、あわせて400問をこの2日間、真剣に解いた。
昨日の名古屋出張時も、行き帰りの新幹線(合計3時間)で休む間を惜しんで取り組んだ。
今思えば、学生時代もここまで真剣に勉強をしたことはなかったくらいの勢いだ。

だから自信はある。

そして11時半過ぎ、各種申請書類を書いた後、試験が始まった。
仮免試験とは言えさすがは国家試験。問題用紙そのものに「緊張感」のようなものを感じる。

数日前、たまたま見たテレビで「今週は青いものを身につけると緊張が取れ、リラックスできる」と言っていた。そこで、今日は青いセーターを着て試験に挑んだ。心なしか、静かな気持ちで、スイスイ問題文が頭に入ってくる。

15分で解答が完了。不安が残る問題は一つもなかった。
自分がオッチョコチョイな性格なのは重々承知なので、丁寧に見直しをしていった。

そして制限時間がやってきた。

と、本来ならば即日結果がわかるところなのだが、今日は土曜日で「鮫洲の試験センター」が半ドンのため、結果発表は明日に持ち越しとなった。

と、いうわけで、まだ「仮免」の身分にはなっていない。明日の報告をお楽しみに…。

(この写真は後日追加)

2006-08-05[20:51:58]

教習所日記:【速報】

え~、速報です。

仮免学科試験も合格でした!!


やった~。一発合格ですよ!当初目標の、「入所1ヶ月で仮免」を辛くも達成!!

明日は丁度旅行の予定なので、おいしいものを食べて、自分のがんばりに乾杯しようと思います。


ここでお約束のあの唄を。

「♪あ~ 私の免許は カリメン でっすっ」

(この写真は後日追加)


Commented by カミムラ at 2006-08-07 20:28
仮免取って、外へ出るといきなり世界が広がって、教習所が小さく見えた。みたいなのを思い出した。とりあえずおめでとうございます。

Commented by ansoft at 2006-08-08 09:08
ありがとうございます。とりあえず、路上一発目は明日! その前に「車の点検」実習があります。早くオイルタンクに「あの棒」をつっこんでみて~!(笑)

Commented by Oさん at 2006-08-09 12:59
ほぉ~カリメンさんデスカ~V-@@-V 良かったですね。 オメットさん♪

Commented by ansoft at 2006-08-09 20:20
ご祝辞ありがとうございます。 って、あなたはNeighborなOさん??

Commented by Oさん at 2006-08-10 23:16
いぇ~すぁ♪


2006-08-06[17:02:25]

目 次入所~第一段階修了(仮免検定)第二段階~卒業