四十の手習い 永田氏の 教習所日記

目 次入所~第一段階修了(仮免検定)第二段階~卒業

教習所日記:15日目

と、いうわけで晴れて「2段階の身」になり、一週間ぶりに教習再開。

会社からもらった夏休みをフルに利用するため、朝一のコマから出席。
まずはおなじみO教官のもと、「車の点検の仕方」を習う。
ほうほう、バンパーボンネット(コメント参照)を開けたところ、初めてじっくり眺めましたYO。お~、これが「突っ込みたかった」棒(コメント参照)ですか。なんと!!替えのタイヤはこんなところに!!
って感じで、驚きっぱなし。
そしてもっと驚いたのがその後のO教官の言葉。
「じゃぁ、いきなりですが路上行ってみましょう。」

ゑ~!ほんとイキナリっすね!

まぁ、今日は初めから路上教習のために3時間予約してあるので心の準備は万端。では、いざ出発。
そろりそろり、と言う感じで、初めて教習所を出て、一般道の世界へ。
おー!!なんか、普通に走ってますYO!?

「は~い、じゃぁ信号左折で"多摩堤通り"はトップギアで40km/hで~す」(語尾を伸ばすのはO教官のオチャメな口癖)
40Km!!所内では怖くて力が入っちゃう40km!!それを一般道で、果たして大丈夫なんだろうか…。
という心配はどこへやら。
走る!走るよボクラの車!!(何)

そのあとは丸子橋を左折し、中原街道へ。生まれたときから見ている中原街道を、自分の力で走行してるよ!!感動!!

「は~い、左の巻き込み確認して、環八を左折しま~す。速度は60km/hで~す」

ろ、60km!!! すげいよ、60km!!法定速度だよ、60km!!しかもメジャーストリート、環八!!

しかしホント、いざ走って見ると周りにつられて、というか周りの流れに自然に乗せられて、というか、60kmが平気で出ちゃう。モモコさんが言ってた通りだZ!!

約30分のドライブののち、無事教習所へ帰還。O教官に言わせると、所内で走るよりも「自然に」車を動かせていたらしい。だってそうだよ、所内は広いようで狭いもん。ギアチェンジとかせわしないし、第一、一般道には変なカーブとか、パイロンでできた障害物とか、クランク無いじゃん(笑)

2時間学科を受けたのち、昼ごはんを食べて再び路上教習。
この2時間ではウタにも歌われた「さくら坂」をエンジンブレーキで一気に駆け下りたり、環八を60km/hで走ったかと思ったら第三京浜手前で渋滞に巻き込まれたり、大井町線の踏切で「習ったことをちゃんとやってみろ」とばかりに8590系に横切られたり、いろんな体験をし、「ああ、東急自動車学校にしてよかったな!!」と、つくづく思った。
だって、免許取ったら「ありがちなシチュエーション」がいっぱい体験できるんだもん。

結局路上は3時間。でも所内を走る3時間とは違い、終わった後の疲労感が「爽快」そのもの。

夕方、学科を2時間受けて、今日は合計7時間の教習所生活。さー。明日も楽しむぞ!!

Commented by blab at 2006-08-09 22:27
バンパーは開けるところではありません。 ぶつかるという意味のBUMPです。 トランク? ボンネット? べたべたの突っ込み

Commented by さっぽろ at 2006-08-10 01:08
さて、こちらは免許習得(AT限定だけど)から4ヶ月。 今日は生まれて初めて立体駐車場にひとりで 乗り込んできましたよ。うまく停められなくって切り返してるうちに、 フト気が付くと、車が数台わたしの後ろで渋滞してる(汗)。 まだまだ学ぶべきトコロは多い~。いや、ホントに路上は楽しいです。 地球はデッカイ教習所(`・ω・´)

Commented by ansoft at 2006-08-10 07:25
>blabさん
ホントだ!!バンパーじゃなくて、ボンネットでした(笑) ダメじゃん。知識。
>モモP
そうですか!立体駐車場で! 立体に限らず、駐車場には私も苦戦しそうな予感。 そのときはモモPに思いを馳せてがんばります(謎)


2006-08-09[20:46:57]

教習所日記:16日目

今日は学科3時間、路上3時間。
学科は車検証の話と、高速道路の話と、自己分析の話。
共通しているのは、どれも半分が講師による話、残りがVTR教習だということ。このVTR、どうやら15~20年くらい前に作られたらしく、なんか出てくる人がみんな「頭がモコモコ」してる。なんていうのかなぁ、聖子ちゃんカットの残党と、鶴見慎吾(昔の)のような感じで笑える。いや、もちろん勉強はしましたYO(笑)

で、路上。
初め2時間の教官はK女史。「仮免おめでとうございます~!」と祝ってくれた。
が、その後は(自分的には)いつものビシビシ指導。
今日は環八とかではなく、街中を中心に走った。駒沢通りとか、自由通りとか、ハイソな街を通る。イコール、人や自転車が多いので怖い。
陸橋下でのUターンも経験した。小回りしすぎて思わず逆送。これは自分でも呆れた。
3時間目はおなじみO教官。K教官の後だと、思わず和む(笑)。同じ街中だけど、楽しんで走れた。
さ~、明日も路上3時間。がんばるぞ~。

2006-08-10[22:23:19]

教習所日記:17日目

今日は朝10時から、学科5時間、路上3時間、合計8時間も教習所で勉強した。休憩3時間を入れると11時間。ほぼ1日滞在したことになる。

路上は午前中2時間、S教官のもと、卒業検定と同じコースを練習。昨日結構苦労した、「障害物(主に路駐の車)を避ける」コツが何となくわかってきた気がする。

学科3時間をはさみ、夕方1時間を使い、「路駐のしかた」を受講。これまで苦労させられてきた「路駐の車」に今度は自分がなる番だ。ヒッヒッヒ(何)。
この講習は複数教習と言って、2人同時に受講する。ジャンケンで自分は後半に運転することになった。
指導員はお初、N教官。ちょっと飯島愛風(失礼?)の女史。
一人目の青年は基本を忠実に慎重な運転。ギアチェンもうまい。
が、駐車ポイントで左に寄りすぎて「ズズズッ」。
これはいい教訓になった。次に自分が2番手として運転したが、午前中の練習もあわせ、右や左にかなりウマく寄れた。満足。

夕食休憩のあと、最終時限まで学科を2つ受講。「車の整備」は実習の代わりにビデオ学習だったが(昔は実習有ったんでしょ?)、かなり面白かった。

一日にこんなに勉強したのは大学の時以来だったが、比べ物にならない位、充実した日だった。

Commented by suzume-ya3 at 2006-08-12 00:25
整備はビデオでした。 ちゃんとやったのは、なんだっけ、車に乗る前の点検?あれだけ。 突っ込みたかった棒とベルトとランプの確認だったっけなぁ。 あ、ブレーキオイルとバッテリー液の目視もか。

Commented by ansoft at 2006-08-12 07:59
と、いうわけで、エンジンオイルの量を確かめる棒は、たった今、「突っ込みたかった棒」と呼ぶ事がちゅんのすけちゃんによって正式に決定しました(笑)。 実習したのは、かなり昔みたいですね。20年前とか。

Commented by denjiroo at 2006-08-13 13:54
「突っ込みたい棒」というタイトルの小説を書いたら芥川賞受賞…? いや、ふと思いついただけ。

Commented by suzume-ya3 at 2006-08-13 20:38
意義ありっ!命名はワタシじゃないも~ん。
>実習したのは、かなり昔みたいですね。20年前とか。
アイ、昔の事であります。どれくらい昔かは聞かぬのが武士の情け(え?武士!?

Commented by ansoft at 2006-08-13 21:13
>>ちゅんちゃん
失礼。「命名」ではなく、「承認」でした(笑) 「20年前」ってのは、実際にタイヤ交換をしていた時代の事を書いたつもり。ちゅんちゃんもビデオ学習だったんでしょ?それは、若者に分類されるそうですよ(笑)
>>奥様
>芥川賞受賞…?
いや、どちらかというと宇能鴻一郎賞…


2006-08-11[21:18:49]

教習所日記:18日目

今日は午前中、おなじみO教官のもと2時間かけて「方向転換」と「縦列駐車」を特訓。
2時間かかったのは、別に1時間落第したわけじゃなく、もともと2時間のカリキュラムなのだ。それだけ難しい、コツがいるということ。
確かに、コツがいる。ちょっと間違えればコスる(入れたときコスらなくても、出るとき曲がり鼻でコスったりする)ことが多い。慎重にやらなきゃいかん作業だ。
しかも、これは卒業検定の課題になるという。だから、所内での方向転換や縦列駐車の特性を「覚えなければ」ならない。
ただ、O教官は丁寧に、何度もチャレンジの機会を与えてくれた。少し自信がついた気がする。

昼が過ぎ、午後一時間の「何も無い時間」ができたので、あるいて3分、多摩川の土手へ散歩に出た。いい天気、とは決して言えない空模様だったが、風に当たるのは気持ちいい。すこしウツラウツラしていると、遠くから雷の音が。急いで教習所に戻ったら、そのとたん、激しい雷雨。危ねー!

さて、午後2時からは3時間ぶっ通しのカリキュラム。「応急救護措置」という学科と実習である。いつもの学科教室とは別の、初めて入る部屋で話を聞く。
まずは「けが人(事故った人)を見たら何をするべきか」を学んだ。要は、意識はありそうか、息はしているか、心臓は動いていそうか」といったことだ。あと、その確認の仕方と、その後行うべき事。感心したのは、いつも交通法規を教えてくれる先生が雄弁に語ってくれたこと。ここのインストラクタって、すごいな(教習所の教官は皆そうなのかもしれないが)。

次の時間は場所を移り、実習。しかし、この実習室、というのがメチャクチャ異様。
紫色のジャージを着た、人間に見える何かが整然と並んでいるのだ!!
そこへ、やはりジャージを着た別の教官が登場。この人形に対して何を行うのか、を教えてくれた。おわかりと思うが、「人工呼吸」と「心臓マッサージ」だ。
3人一組で実習を進める。女の子(女子大生が大半)もたくさんいたが、全体的に心臓マッサージが不得意みたいだ。やってみてわかったんだけど、すごい力がいるのだ。そんなに押して、肋骨折れないの!?ってくらい。
あと、三角巾のいろいろな使い方も学んだ。

最後に一人ひとり、「効果測定」があった。運転で言う「みきわめ」だ。
ただ、これは「落第しろ」と言うほうが難しいくらいのシロモノで、ひととおりの手順、つまり「だいじょ~ぶですか~!」と人形に叫び、救急車を呼び、気道確保、人口呼吸、心臓マッサージをして、教官に「無事、蘇生しました!」と言えば合格なのだ。

とはいえ、ものすごくいい経験になった。けが人なんかに出くわさないのが一番なんだけど、もし出会っちゃったら、これまでの自分には何もできなかったもんね。

Commented by denjiroo at 2006-08-13 13:53
あの大丈夫ですか~っていうのを人形に向かって叫ぶのが少々気恥ずかしい。それをクリアできればあとはもう。 心臓マッサージは私の場合は全体重をかけるぐらいの勢いでやらないとマシンが判定してくれない。ちなみに赤ん坊の場合は指二本に片手を添えて押すんですわ。

Commented by suzume-ya3 at 2006-08-13 20:43
心臓が止まって30秒?3分だったかな。 応急救急措置が受けられたたどうかで、蘇生率ってものすっごく違ってくるんですよね。 アレけっこう力技。人工呼吸も、人形の胸が膨らむのを確認しようと思ったら、風船を膨らますくらい必死でした。

Commented by ansoft at 2006-08-13 21:16
おや、女性二人の意見が一致しましたね。 昨日の教官も、「男性陣はずいぶん楽々と息を入れられましたが、女性陣が相当苦戦してましたね」と言ってました。
>>奥様
 それって、妊婦教室かなんかでやったやつ?子供に「だいじょーぶですかー」って言ったわけぢゃないよね(笑)
>>ちゅんちゃん
 補足。なぜ私と奥さんがこのBLOGを通して会話をしているかと言うと、私が今プチ独身状態だからです。別に家庭内で会話が無いわけぢゃありません(笑)

Commented by denjiroo at 2006-08-15 20:12
いや 出産後かなりたってから。児童館で救急救命教室に参加した時です。


2006-08-12[22:44:35]

教習所日記:19日目

会社の夏休み、最後の日となった日曜日。今日も朝から教習所。まず、最初の2時間は「危険予測ディスカッション」。3人一組の実習だ。おなじみO教官。なんと、VIP特権で私が教官を指名予約できたのだ。どうやら他の二人(大学生)はO教官は初めての様子。

まず、最初の一時間は「運転観察」。それぞれ何キロメートルかずつ、指定のコース(路上)を走る。で、残りの二人がその運転を観察し、あとでダメ出しをするという恐ろしい実習なのだ。
自分はTOPバッターだった。久々のオートマ車。坂道発進の楽なこと、楽なこと。10分ほど走ったところで路駐。2番手の女子大生ちゃんにバトンタッチ。さすが女性、運転が丁寧だ。最後にもう一人の青年に替わり、教習所へ戻ってきた。
休憩の後、「ディスカッションルーム」なる場所へ4人で入り、ダメ出しディスカッション開始。
O教官の進行のもと(これは我々インストラクタの間ではファシリテーション技術という)、意見交換。
まず自分で「ヤバいな」と思ってた箇所は自分で白状したが、O教官が「あー、あれはね、スゲーおいしい題材なんスよ。」(原文ママ)とニヤニヤしていた。スゲーおいしいことをやらかしちゃったようだ。
女子大生ちゃんにも何箇所か指摘された。「きっとこのコは大学でもまじめに勉強してるんだろうな」なんて、余計な事を考えちゃいつつ反省。
とまぁ、ある程度盛り上がり、時間が来て終了。

この時間を持って、第2段階の「学科」はすべて受講し終わった。5日で15時限。がんばったな。俺。この5日間、通いつめたもんなぁ…。
休み時間中に、昨日も応急を担当してくれた学科の教官に「ここんとこ毎日、がんばられてますね」、と声をかけられた。オジサンは少ないとはいえ、この大人数の受講者の中で顔を覚えられてるくらいだもん。ホント、教習漬けの5日間だった。

と、ここで終わりではない。まだ午後2時間残ってる。

午後一は「高速シミュレータ」。高速道路の走行シミュレータだ。これも3人一組。っていうか、20分ずつ順番こ。
ワイド画面、バックミラー(のつもりのモニター)がついた体感ゲームマシンって感じ。
で、このシミュレータなんだけど… けっこう出来がショボい。なんじゃこりゃ、って感じ。
教官もその辺がわかってるらしく、始終「まぁ、気楽にやってごらん」て感じでアドバイス。
まぁ、街中よりもハンドル操作が多少難しいのかな、ってことはわかった。

さて最後の一時間は「自主経路設定」。これは2人組の路上教習で、「教官が指定する目的地を、地図で探してそこへのルートを作り、頭に入れて(覚えて)走りなさい」というもの。この類は得意だ。
で、この時間もVIP特権でO教官が指名できていた。
さて、目的地を聞かされて地図を見ると、なんとも単純なルートで行ける。何か裏があるんだろうか…。と疑いつつ出発進行。

…特に変わったことなく着いちゃいましたYO!!

ていうか、それでいいらしい。そんな単純なルートでも間違えちゃう人はいるらしい。

最後にO教官が「永田さん、今日は朝からホントお疲れっす」(原文ママ)と労ってくれた。いやいや、こちらこそ、O教官のおかげでホント楽しく勉強できてます。

2006-08-13[21:42:51]

教習所日記:20日目

今日は会社に「計画年休」というもの(夏休みの続き)をもらい、午前中に「100分教習」というものを受けてきた。
おなじみO教官のもと、路上練習コース(卒業試験の3つのコース)をすべて満遍なく走ってくるというものだ。3コース、100分連続はさすがに神経が疲れた。

昼休み。軽く仮眠(ホントに疲れてた)をとり、チョット問題集を勉強の上、今日の午後のメインイベント「卒検前効果測定」を受けることに。「仮免前」と同じく、学科試験を受ける能力が付いたかどうかを試す「中間試験」のようなものだ。もっとも、これに受からないと卒業検定を受けることが出来ない。
試験は95問、50分。これに90点以上で合格だ。
ヒッカケ問題がたくさんでたが、練習問題で、散々痛い目にあってるので、おいそれとはだまされない。
結構時間ぎりぎりまで見直し、解答終了。判定を待った。
結果は97点。つまらない問題を落としたが、本番で気をつければ済む類の物だった。

学科をいくつか担当してくれた教官が「合格印」を押してくれたのだが、問題文の言い回しが気になる問題があったので、質問したところ
「いや、そういうところに気づくとは、非常によく勉強していますね!これなら鮫洲でも大丈夫でしょう」
とのお言葉。

「よく勉強をしてる」なんて、これまでの人生で初めて言われましたYO!!!!

さて!これで残りのハードルは
・路上みきわめ
・卒業検定
・鮫洲(学科)
だけとなりました!!目標の9月免許取得に向けて、がんばるぞ~。

2006-08-16[16:35:39]

教習所日記:21日目

今日の3時間は、今後のスケジュールを大きく左右する内容だった。
1時間目が「路上最終練習」。前回、O教官はこの時間のことを「実質、路上のみきわめ」だと言っていた。そして1時間置いて3時間目が2段階の「みきわめ」本番。方向転換、縦列駐車の技量をはかられることになる。
「みきわめ」に合格しないと「卒業検定」が受けられないから、すなわち今日は、来週、検定を受けられるかどうかを左右する難関が2時間あることになる。
途中の2時間目は特別教習といって、地区特性に応じた教習。雪の地方だったら雪道走行、山の地方だったら山岳走行などをやるのだろう。ここでは都会らしく、コンビニやタワーパーキングなど、狭い場所での車庫入れを「複数教習」で行う。

さて、今日はO教官が休みだということで、O教官の次にお世話になっているS教官に「みきわめ」てもらうことにした。

1時間目。卒業検定のコースを練習。3つあるコースのうち、どれか好きなコースを、と言われたので「一番苦手な」コースを選択。運転中、S教官にしてはキビしい指導が多かったし、得るものは多かった。

2時間目。オートマ車に乗りこみ、女子大生ちゃんとペアになって順番に「都会の車庫入れ」を特訓。途中、ほかの車にこすれそうな危ないところがあり、S教官に「今のはそのまま行ってたら5万円の弁償じゃすまないかもしれませんねー(笑)」とのお言葉。

そして昼休み。いつも予定の調整などを世話してくれるVIP担当の女性職員、Mさんがやってきて、「いよいよ次回いらっしゃるときは卒業検定ですねー。あとで手続きしましょうね」と言うので、「とは言っても、次のみきわめって、そんなに簡単には通らないでしょ。みんな、どんな感じ?」
と聞いてみた。するとMさん、「う~ん、五分五分ですかね」。
五分五分かよ!!超難関じゃん!!
ビビる私にMさんは熱烈な応援をしてくれたが、半ば放心状態で運命の3時間目突入。

そこでS教官から意外な言葉。「路上はもう大丈夫ですから、外は適当に走って、方向転換と縦列のみきわめやっちゃいましょう。」
そうか!さっきの1時間目はみきわめクリアしてたのか!!なんとなく気が楽になり、前回O教官から教わったことを思い出しつつ、方転、駐車し続けた。
「じゃ、時間ですから、終わりにしましょう。」
その「終わり」の意味がわからないまま、車庫へ。
「はい、じゃ、永田さん、次回は検定がんばってくださいね!!」
おお!!
ありがとうS教官!!笑顔がさわやかだぜS教官!!

ルンルン気分(死語)でVIPルームに戻り、Mさんにみきわめ通過の報告。「すごいじゃないですかー、じゃ、検定の申し込みしましょう。」というわけで検定申し込み窓口へ。Mさんがあらかじめ日程をおさえておいてくれたので、検定は火曜日にすんなりきまった。

考えてみれば、「教習」はこれですべて終わってしまったことになる。思えば7月5日に入校以来、学科、実技合わせて60時間くらい勉強しに通ったわけだ。
これまでいろいろと教えてくれた教官たちからは、もう教わることはない。少し寂しいが、「検定不合格による補習での再会」がないよう、がんばろうと思う。


余談。
昼休み、Mさん(結構好きなタイプなのよ)と話をしているとき、「今日のみきわめにはすっきり合格して、今日の花火大会を楽しみたいよ。」という話になった。
実は今日は、毎年見に行っている多摩川の花火大会。
今年はなんと、東急自動車学校の生徒特権で、所内から観覧できる。家族連れでもOKだ。
子供を連れてくるよ、と話したらMさん、「ええっ!!永田さんてお子さんがいらっしゃるんですか!?」「ええっ!!4年生と2年生!?そんな年に見えな~い!!!」と、メチャクチャ驚かれた。
なるほど。いつもTシャツとチノパン、もしくはジャージ(運転しやすいからね)という格好から、若く見えたのかな。若いといわれてうれしい、そんなお年頃のオジサンなのでした。

Commented by suzume-ya3 at 2006-08-19 20:20
卒検。私はものすごく不運な出来事があって一回落ちたんだった。 路駐の車なんて大嫌いだっ!
>若いといわれてうれしい、お年頃
よくわかる、この心理。・・・ニヤニヤ。

Commented by ansoft at 2006-08-19 22:55
路駐!そうなんですよ、お盆の時期は多少、少なかった路駐も、また最近増え始めてきました。さすが住宅地、世田谷。 私も卒検では路駐に悩まされることは必至です。


2006-08-19[15:57:21]

教習所日記:特別編

今日は毎年楽しみにしている「多摩川花火大会」。毎年大勢の人が集まり、夕方から席の争奪合戦が繰り広げられる。
東急自動車学校へ通っている学生とその家族に限り、打ち上げ場所にほど近い、学校の敷地内でゆったりと観覧ができる。いつもうらやましいなぁ、と思って見ていたが、今年は自分にその権利があるじゃあ~りませんか!!
こんな特権は使わにゃソン。ドキドキのみきわめが終わり、一旦家へ帰宅後、家族全員でふたたび教習所へ。
入り口ではさっきのBLOGにも登場したMさんがウチワを配っていた。
いつも制服を着ている教官も、浴衣姿だったり、みなれない私服姿で会場内にちらばっている。K女史も友達連れでキャッキャやっていて楽しそうだった。

門さんは、初めて見る「大人の学校」に興味津々。

お父さんがいつも乗っている教習車を眺めたり、坂道発進の練習のための坂を駆け上ったり。

そこへ、東急自動車学校のイメージキャラクタ、トックンが登場。早速撮影大会が始まった。


いつもは2時間くらい前から席を陣取って、大会が始まるのをじっと待つしかないのだが、今年は、「もう、空いているお好きなところ、どこへでもどうぞ」みたいな状態。むしろ、どこにしようか迷ってしまう贅沢さ。結局、通称「信号のある交差点から周回コースに向かう大通り」にシートを引き、のんびりとした時間をすごした。トイレや屋台(あらかじめ屋台券が配られたのでほとんどタダ)も、開始ぎりぎりまでゆっくりと回ることができた。

さて、7時になり花火が始まった。
川べりと言っても、さすがに土手から50mくらいは離れているので、真下よりは迫力に欠ける上、標識や街頭などが多少邪魔な感はあるが、寝そべったり、途中でジュースを買いに行ったり、非常に贅沢に鑑賞ができた。


花火が終わった後も、いつものようにダラダラと二子玉川の駅まで行列を進むのではなく、サッと上野毛駅へ出られたので史上最速、45分で家に到着することができた。

次にこんなのんびり花火鑑賞ができるのは、門さんが免許を取るようになる、10年後くらいなのかな。
2006-08-19[22:52:36]

教習所日記:22日目

いよ卒業検定の日がやってきた。

ここ何日か、体に力が入ってしまってよく眠れない日が続いた。自分はこんなにもプレッシャーに弱いのか(しかも、今回は自分が自分にかけたプレッシャーだ)と情けなくなるような日々だった。
試験は12時半から。朝は極力のんびりと過ごした。それでもじっとしていられず、10時には家を出て学校で11時過ぎから、地図を眺めたり、方向転換のやり方を復習したりしていた。

VIP担当のMさんが入ってきて「いよいよ今日ですね~。永田さんの路上コースは3コースに決まりましたよ」と教えてくれた。第3コース。東横学園から駒沢通りへ出てを西に進み、深沢不動の交差点を通過するヤツだ。路駐の量によっては、非常に厄介なコースだ。

そうこうしている内に、あっという間に12時半がやってきた。所内コースの中ほどにある受験者待合場へ向かった。
この時間は昼休みのため、所内を走る車はほとんど無い。
しかしそこへ、なぜか中型トラックに乗った、おなじみO教官が通りかかり、「今日ですか!がんばってくださいよ!」と声をかけてくれた。
思えば仮免のときも、試験の直前にK女史に出会っている。試験の前に、なじみの教官に出会うと言うのは、ひょっとしたら幸運なことなのかもしれない。…と、自分に言い聞かせ。

ついに試験の時がやってきた。路上コースのスタート地点まで、試験官が運転してくれ、エンジンが切られた。

運転席に乗り込み、エンジンスタート。右ウィンカー。右後方を見て発進!最初の右折交差点に差し掛かり、対向車をやりすごし…
おいおい、ここでエンストかよ!
いきなりかい。ホント、プレッシャーに弱いなぁ。
その後、路駐車両の脇を通る際、確認が甘かったり、ウィンカーを消し忘れたり、停車時に左ウィンカーを出し忘れたり、ダメじゃん!!

ひととおりコースを走り終えたところで2番手に交代。どこかであったことがある人だなぁ、と思っていたら、「
教習所日記:19日目」で、いっしょに「危険予知ディスカッション」をやった彼だった。なかなか慎重な運転である。

次に所内へ戻り、方向転換。こちらは、さきほどの彼から先に実施。慎重なはずの彼であるが思わぬアクシデント。なんと、縁石に乗り上げてしまったのだ。少々バックしやりなおし。仮免の時と同じく、これは自分にとっていい教訓となった。
2番手となった自分の番。慎重に慎重に…。無事、方向転換完了。

「いや~。緊張したね!」なんて会話しながら待合室へ。結果発表までの間、静かな、長い長い時間が過ぎていく。
その間にオートマ車組も待合室へ帰って来た。ふと隣に座った女の子を見てビックリ。やっぱりこのあいだいっしょに「危険予知ディスカッション」をやった、女子大生ちゃんのCさんだ。
偶然にも、その時の3人組が揃って今日、卒検を受けていたのだ。

30分くらい過ぎた頃だろうか。「永田さん、Kさん、こちらへ来てください」と試験官に呼ばれ、廊下のベンチに座らされた。
「えー、結果ですが…2人とも合格です。よかったね。」

をを!!あんなにミスをしたのに!!

「永田さんは、運転についてはほとんど問題はありません。今後とも事故防止に努めてください。」

見逃されたわけではないとは思うけど、心配していたエンストやウィンカーのミスはたいした問題ではなかったのだろう。いや~、嬉しい!!!
同乗の彼については、やっぱり「縁石乗り上げ」が大きなマイナス点だったらしいが、それ以外は慎重な運転が功を奏し、それが合格のポイントだったらしい。いや、よかった!

合格のご褒美なのか、廊下の端にある部屋の中にある冷蔵庫から、「ワンドリンクサービス」があった。確かにノドがカラカラだ。ありがたくお茶をいただき…
こうなったら、「3人組」揃って卒業したいものだ。
30分くらい経った頃だろうか。ずっと結果発表をまたされていた「女子大生ちゃん」Cさんが呼ばれ…しばらくして笑顔で戻ってきた。よかった!揃って卒業だ!!

その後、事務の方が来て、「卒業式」に相当する各種手続きが行われた。
「卒業」か…。もう、この場所で勉強する事も、走ることもないんだな…。

一同解散のあと、VIPルームに戻ると、ちょうどMさんがいた。これまで、いろいろお世話してくれたお礼を言うと共に、「免許を取ったら(卒業生無料サービスの)高速道路実習に来ますね!」と伝えた。
なんと、MさんによるとVIP卒業生は高速道路実習でもいろいろな待遇を受けられるらしい。これはぜひ、早く「鮫洲」をクリアして、この学び舎へ戻って来たいものだ。

もう日がかげる時間になろうとしていた。「学生として」最後の送迎バスに乗り込んだ。Cさんほか、いっしょに「卒業式」を終えた人達も多く乗っていた。

初めてこの自動車学校に来てから今日で50日。
これまでの人生で、いちばん「楽しい勉強時間」を過ごした期間だったと思う。

O教官、K教官、S教官、本当にありがとう。
学科担当教官、本当にありがとう。
VIP担当のMさん、本当にありがとう。



…ちなみに「教習所日記」はまだ、終わりじゃありません。あと何回か、続きます。

Commented by denjiroo at 2006-08-22 22:41
おめでとうございます。心配はしていませんでしたが、予想以上のスピードで卒業しましたね。いや、無関心なわけじゃないのよ。私までプレッシャーかけたら、一月で体重六キロ減じゃすまなくなってたろうし。

Commented by suzume-ya3 at 2006-08-22 23:25
無事卒業おめでとうございます~。 女子大生のお友達はできるし、一月で6キロも痩せるし(←うらやましい!)よかったですね^^ ワタシがお世話になった教習所には、運転免許試験に合格した日はギャンブルに勝てると言う、言い伝えがあってですね、ワタシも明石の帰りに人生初のパチンコに勝ちました。 ・・・鮫洲も大井競馬場がありますねっ(笑)

Commented by ansoft at 2006-08-23 07:13
ありがとうございます。 そうか~、免許試験はギャンブルなのか(笑) しかし、「8月中に卒業する」という、スケジュールとの戦いと言うギャンブルにすでに勝っちゃったので、もう満足です (^^ゞ

Commented by Cさん at 2006-08-23 08:50
こんにちは、Cさんです。初コメントさせていただきます。昨日はお疲れ様でした!!!卒業となると何となく寂しいですね。鮫洲もお互い頑張りましょう☆それにしても50日間で卒業なんてすごいです。私はだらだら通って入校してから半年も経っちゃったので(・ω・;)

Commented by ansoft at 2006-08-23 19:29
Cさん、ようこそいらっしゃいました! 鮫洲はたぶん、来週のどこかで突撃します。こうなったらオールストレート合格を目指すぞ! Cさんもがんばろう!!


2006-08-22[19:58:29]

教習所日記:23日目 - 鮫洲

昨日はファイターズの練習を休ませてもらい、ほぼ朝から晩まで、「受験勉強」に明け暮れた。
その疲れもあってか、幸いなのか、心配していた(パターン化していた)寝不足は無く、今朝は「おはスタ」がはじまるころにパッと目が覚めた。
あまりゲンを担ぐほうではないのだが、今回ばかりは、と、仮免試験、卒業試験のときと同じ服装(青系)に着替え、参考書一式と、「卒業証明書」などを持って7時半に家を出た。

鮫洲に出るにはまず大井町。ここまでは通勤コースなので定期券で。
鮫洲駅の場所は知っているのだが、免許センターはどこにあるのか皆目わからない。というわけで、ちょっとブルジョア。大井町駅前でタクシーをひろって、免許センターへ直行。
受付は8時半。まだ30分以上あるがすでに、交通法規を勉強しまくったと思われる善男善女(笑)が集まっている。
まずは目の検査なので、検査場の前の待合室で待っていると、今日は受験者が多いので早めに開場するとのこと。あまり待たずに検査が始まった。
自分の番もすぐに回ってきて、なんなくパス。裸眼で1.5なのは、こういうとき強い。

2階へ上り、「東京都へ受験料等を納付した」という証書を購入し、筆記試験会場へ。
…ボロい部屋…。
なんというか、高校の時に受けた模擬試験の会場みたい…。
しかしそれだけ、由緒正しいのだろう。
自分の受験番号は108番。学び舎「109(東急)」の一歩、上を行く数字だ(と、縁起を担いで見た)。
しばらく復習をして待っていると、公安委員の人が入ってきて、試験の説明が始まった。いよいよ、試される。

問題が配られ、9時半、いよいよ試験開始。
筆記試験の問題は、模擬試験を12回分解いていてわかったのだが、「車」と「自動車」の違い、「左側」と「左端」の違い、「直前に」と「あらかじめ」の違いなど、ちょっとした言葉に気をつけないと答えが大きく変わってくる。
ひとつひとつ、言葉を拾うように読み進めていく。
「問:一方通行の道路から右折をするときは、あらかじめ道路の中央に寄り、交差点の中央の内側を通行する。」
すると、不思議と「学科担当」の教官の声が聞こえてくる感じがする。
「中央に寄ってはいけませんね。一方通行路から出るときは、右端に寄ってください。」
答えは「誤」だ。
そんな感じで100問を制限時間の半分で解き終わった。ゆっくり見直しができる。
残り15分と言うところで、何問か「言葉尻の捉え違い」を発見した。やっぱり、見直しって大切なんだな。
どうしても気になる問題が3~4問残ったが、やることはやりつくした。後は自分を信じよう!


試験時間が終わり、一旦、全員廊下に出された。
気になった問題を思い出し、学科教本を見直して見た。
…ああっ、やっぱり間違ってた!
しかし、明らかに間違っているのはその関係の3点。自分を信じれば97点で合格だ。

マークシートの採点は、時に残酷なように速い。
10分後、再び試験会場に戻され、会場内の電光掲示板を見るようにアナウンスがあった。
数字がスクロールして行く。
ざっと見たところ、3人に一人くらい、「数字が出ない人」がいる。
106、107…

108!あった!!!!

顔の神経が緩むのがよくわかった。この状態で冷静さを保つのは無理。ニヤニヤしてしまう。
50人くらいの受験生が肩を落として会場を出て行く。私も見直しをしていなかったら、ひょっとするとあの塊の中に入っていたかもしれない。そう思うと、落第者には悪いがまた一段と喜びが増してきた。

そうこうしているうちに、写真撮影の時間が来た。
一般的に、不思議と「犯罪者みたいな顔」になっちゃうという、写真撮影だ。
係員が手際よく、ひとりひとり撮影を進めていく。よく見るとあまりニコニコしている人は注意を受けている。なるほど、だから顔がこわばるのか。
でも、やっぱり顔の筋肉は緩んだままだ。怒られるかもしれないと思ったが、ちょっとニヤニヤしたまま椅子に座った。
…あれ?撮影、終わっちゃいましたYO。

その後、公安委員から「ではみなさん、社会的な責任をよく考えて、安全運転してくださいね」という言葉を受けて、11時半過ぎに一旦解散。
調子がいい物で、これまで働かなかった胃が突然動き出し、おなかがすいてきた。ちょっと歩いて「すかいらーく」で昼ごはん。ドリンクバーで自分に乾杯(笑)

13時。免許センターに戻ると、免許証ができていた。
初めて受け取った、自分の免許証
感想が二つ。
(1)けっこうチャチな紙(?)だな…
(2)ニヤニヤしてる…



自分の足は自然と、学び舎「東急自動車学校」に向かっていた。
早速「高速教習」の予約をしたいのと、一人でも多く、少しでも早く、お世話になった恩師にお礼が言いたかったからだ。
学校には丁度、「5限」の休み時間についた。コースに出ると、運よくおなじみ、O教官が!
大声で教官を呼び、早速報告。
「いやー、まじっすか、よかったっすねー!じゃぁ、安全運転でがんばってくださいね!」
おなじみのその口調で、わずか1週間会わなかっただけなのに、ものすごく懐かしい恩師にめぐり合えた気がした。
次に学科教室に行ってみると、「卒業前効果測定」で太鼓判を押してくれたM教官が。こちらにも「教官が教えてくださったことがたくさん出題されました」と報告。
すると本当に嬉しそうに「ご丁寧に、ご報告くださって本当にありがとうございました」と逆にお礼を言われてしまった。
最後に事務室を覗き込み、VIP担当のMさんに声をかけ、もらったばかりの免許をみせびらかし(笑)、早速、高速教習の予約。
「永田さん、VIP卒業生特権ですから、VIPルームで好きなだけジュース飲んで休んで行ってくださいね。」
…とはいうものの、ちょっと気が引ける(笑)。アクアクララの水をもらって、学校を出た。

「卒業生」として送迎バスに乗り込み、「在校生」を遠くから眺めた。

…ストレートで来ちゃったよ!ここまで!
…目標の「8月中」に免許取得しちゃったよ!!本当に!!

会社やファイターズの練習を時々休んだり、いろんな人に心配をかけたり。
自分の精神力の、意外なもろさもわかったり。

今回の「免許取得プロジェクト」は、なんだか、「40歳前の、人生定期点検」みたいな2ヶ月弱だったような気がする。

というわけで。いろいろな形で応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

(次回、教習所日記最終回、「高速教習編」をお楽しみに!)(?)

Commented by blab at 2006-08-29 07:44
合格おめでとうございます。 免許証の写真はウケ狙いで撮影したのですね。 首が曲がってるしぃ 指名手配用写真っぽくて、宴会で大活躍ですね。

Commented by 井沢まさみ at 2006-08-29 09:28
合格おめでとうございます! 早いですね~!私は免許取得まで約半年かかりました…(^^;

Commented by ansoft at 2006-08-29 19:45
>blab氏
 よくよく観察すると、カメラが曲がっていたことがわかります(笑)
>井沢さん
 ありがとうございます!  自分でも、会社に行きながら55日で取得は奇跡的と思っています。

Commented by バッファローズ管理人 at 2006-08-30 12:22
祝!\(^O^)/免許取得! すごいですね。40手前でその挑戦。私にはもうできません(。_゚)〃ドテッ! 秋の大会が始まりますが、よろしくお願いします。 アキバのPCショップへ行きたいが、行く時間が~~・・・ない(;;) メイド系は行きませんが(^^;

Commented by ansoft at 2006-08-30 13:45
うわ!どなたかと思えば…びっくりしました。ありがとうございます! そうなんですよ。それ(秋の大会)もあって、なかば意地になって8月中の取得を目指してきました。 大会が始まったら、教習&試験どころではないですからね… また慌ただしい休日が続きますが、こちらこそよろしくお願いします。良い試合しましょう!


2006-08-28[21:42:11]

教習所日記:24日目

免許を取って2日。
早くも学び舎へ戻る日がやってきた。今日は高速教習。卒業生に対する無料講習だ。
かつては仮免期間中に行っていたらしいが、シミュレータが導入されたからなのか、それとも事故が多発したからなのか(笑)、今では免許をもらってから、任意で受けることができる。
自分はこれから(中央)高速や圏央道を通ることも多いだろう。こりゃ受けなきゃ損だ。

初めて「若葉マーク」をつけて、第三京浜をカッ飛ばすのだ。

会社に半日休みをもらい、午後2時半、学校着。VIP担当Mさんから配車券をもらい、時間まで待機。
3時。なつかしの所内コースへ向かう。少し雨が降ったあとなので、あきらかに路面が湿っている。これは…気をつけないと「ハイドロプレーニング」とか起きちゃうわけ??(覚えたて)
車は65号車。おなじみ、O教官だ!
「さぁ、今日は高速教習ということで、まずは車をのりかえま~す。」
そうか。いつも乗ってた車には「仮免許練習中」というプレートが貼ってあるから、若葉マークの車にしなきゃダメなのか?
「ハイ、この車です。この車にはETCが搭載されてますので、まずはその説明からしますねー」
そうか!!そういう仕様の車なのか!!

免許を取って 初めての発進。初めての路上。初めての環八。
O教官と、卒業試験の話、鮫洲の話など、教習中にはできなかったたわいもない話をしながら。

緑色の看板、「第三京浜 玉川」の入り口が見えてきた。
「さー永田さん、ここが加速車線です。一気に60km/hまでいきますよー。そして、多摩川を渡ったら80km/hです!」
80km/h!! 自分史上、未踏の領域だ。池上線より早いじゃん!!(変な比較をするな)

アクセル全開。おお、これが80km/hの世界か!! 何もかもが一瞬で、かつ単調に流れていく。
学科で習った通り、視界が狭まり、近くの物が見えにくい。ちょっと怖いなー。
「さーて、この辺で車線変更してみましょうか。右側の様子を見て、うまいことヤってください。」
うまいことヤって、って、あーた!!
ウィンカーを出す。ミラーを見る。目視する。この流れは一般道と一緒だが、それやってるうちに周りの景色は一変している。これが高速の世界か!!
うまいこと、すーっと入れるタイミングがあった。なんとか成功。ただちょっとまてよ、この教習、都筑インターまでだから、そろそろまた左に戻らなくてはいけないのでは…。
「はい、出口が近づいて来ました。左車線に戻りまーす。」
やっぱぴ!!
再び恐怖の車線変更。ギリギリのところでなんとかクリア。
減速車線に入り、教科書どおりの減速。40km/hって、なんて遅いんでしょう!!!
「さて、ETCゲートを通ります。今くらいの速度で大丈夫です。早い感じがするのでちょっとドキドキかもしれませんが。」
否、もう心臓をいじめるのはイヤです!!
臆病なわたくしは、20km/h近くまで速度を落とし、おそるおそるゲートを通過。
へー。ETCゲートって、びっくりするほど感度がいいんだな。だいぶ前に音がなり、遮断機が開いている。

都筑の街をくるっとまわり、今度は帰り道。少し雨が降ってきた。
こんどは一気に80km/hまで加速し、本線車道に合流。行きは長く感じた7.7Kmの道のりも、帰りはあっという間に玉川まで戻ってしまった感がある。
さっきの経験から、今度は思い切って40km/hでETCゲートを通過してみた。おお、ちゃんと開いたYO!(開かなきゃコエーよ)

環八を西へ進み、多摩美大を折れて学校へ戻る。
教習所生活、ゴールがもうすぐ、そこだ。
この、今になってやっと慣れてきた「マツダ アクセラ」を運転することも、もうないんだろうな。

学校の手前で、東急自動車学校のトラックとすれ違った。
O教官が「永田さん、じゃ、次は大型免許の講習で、お待ちしてますから」と笑った。
自分も負けじと「O教官こそ、あと10年はいてくださいね。ウチの息子が入ってきますから」。

車を降り、O教官に深々と頭を下げ、VIPルームに戻った。Mさんにもお礼を言って、学校を出た。
帰りの送迎バス。「入校ガイダンス」を終えたと思われる集団と乗り合わせた。
この子たちは免許に向けて、これから勉強をしていくのだ。
がんばれよ。おじさんも、約四十の手習いでがんばったんだからな!!


教習所日記 : 完
2006-08-30[18:45:24]

お粗末さまでした。こんな駄文にも、コメントをいただけると大変嬉しいです。コメントはこちらへお願いします


目 次入所~第一段階修了(仮免検定)第二段階~卒業